2011年12月20日火曜日

打ちだしの小箱



キラキラと光を反射しながら流れる渓流には、
真夏でも素足がすくむくらいに冷たい水が流れていました。

子供の頃、毎年のように連れて行ってもらったキャンプの思い出。

澄んだ川底には色んな形の小石が転がっていて、
それを家に持ち帰り、絵の具やマジックで落書きして遊ぶのが好きでした。


そんな記憶をもとに作ったのが写真の小箱です。

金属の板を丸みのある小石の形に打ちだし、
その上に絵を彫っていきます。

銀の箱には季節の草花を、
金鍍金の箱は様々な葉っぱを彫りました。

受けの裏側には小さな足がついているので、
ほんの数ミリ地面から浮いています。

足無しでべたっと置くより、佇まいが軽やかでコロンと可愛らしく見えます。
また、影がふわっと淡く出るのも特徴です。



お気に入りのピアスやリングを入れておく
ジュエリーボックスとしてはもちろん、
お香や朱肉入れ。紅入等々。

何を入れようかな。と、
楽しい想像ができるのも小箱の魅力のひとつです。





毎年恒例のキャンプを心待ちにしていた夏休み。
ひろって来ては何かを作るってスタイルは
二十数年たった今もかわらず。


0 件のコメント:

コメントを投稿