2020年1月28日火曜日

コヒルガオ ブローチ

新作のピンブローチは小昼顔。
初夏になると線路沿いなど日当たりの良いところで見かけます。
昼顔より全体的に小ぶりで、鉾のような形の葉が特徴です。
原型となる銀の板を折り曲げ、叩き花冠の薄く重なり合った様子を作り込んでいきます。
この後K18ピンクゴールドで型をとり、さらに細部を彫刻。

たっぷりと日差し浴びる花冠の様子や、ツタの生命感が表現できたらと思っています。
ヒルガオ科にはガク片の外側に写真のような苞とよばれる部分があり、
2枚の苞が花冠を支えているようにも見えます。

調べてみると、苞とは葉が変容したものであり、
蕾や若い花を風雨から守る役割を担っていると言われています。

植物のモチーフを作るようになって観察していると、小さな部分にも理由があって、
またそのどれもがとても素敵な形をしていることに気づきます。
完成がとても楽しみです。