2020年8月18日火曜日

札幌展示会

 9月2日(水)から6日(日)まで、札幌市oteshioにて展示販売会が始まります。
今回の新作は北海道にゆかりのある野花がモチーフです。
写真左は"オオバナエンレイソウ"
森林の木漏れ日の中などで、ひっそりと群生しています。
自生している様子を立体感をもって再現し、花弁や葉脈の細部まで丁寧に作りこみました。
小ぶりなコサージュのような感じで、さりげなく身につけられるようデザインされた
銀製のブローチです。

右は"ハマナス"
バラの仲間ですが派手な感じはなく、可愛らしい丸みのある花弁が特徴です。
花弁、葉っぱを大きく広げ、日差しをたっぷり浴びている姿をイメージして作りました。
水平に身につけると可愛らいい感じに。少し斜めにつけてあげると上品で美しく。
身につけ方で色んな表情を見せる、シンプルで使いやすいブローチです。


いつもと変わらない自然の植物の姿に癒され、勇気づけられます。
変わらない自然の美しい植物を、小さなお守りのように身につけていただけたら、
作り手として幸いです。

2020年4月20日月曜日

小昼顔ブローチ

 新作のピンブローチ。
K18ピンクゴールド、ホワイトゴールド、グリーンゴールド、
3種のゴールドを用いて初夏に咲く小昼顔がモチーフに制作しました。
日差しをたくさん受けられるように大きく広がった葉や、
生命感のあるツタの動きが表現できました。
花びらは薄く柔らかそうに見えるよう
なんども金属の板を叩いたり、彫ったりしながらドレープを作っていきました。

昼顔より小ぶりな小昼顔。せっかくなのでサイズもほぼ同じ。
花びらの直径が33mm、全長170mmです。

受注生産になっております。
ご質問などお気軽にお問い合わせくださいませ。

mampan@mail.bbexcite.jp
山崎航




2020年1月28日火曜日

コヒルガオ ブローチ

新作のピンブローチは小昼顔。
初夏になると線路沿いなど日当たりの良いところで見かけます。
昼顔より全体的に小ぶりで、鉾のような形の葉が特徴です。
原型となる銀の板を折り曲げ、叩き花冠の薄く重なり合った様子を作り込んでいきます。
この後K18ピンクゴールドで型をとり、さらに細部を彫刻。

たっぷりと日差し浴びる花冠の様子や、ツタの生命感が表現できたらと思っています。
ヒルガオ科にはガク片の外側に写真のような苞とよばれる部分があり、
2枚の苞が花冠を支えているようにも見えます。

調べてみると、苞とは葉が変容したものであり、
蕾や若い花を風雨から守る役割を担っていると言われています。

植物のモチーフを作るようになって観察していると、小さな部分にも理由があって、
またそのどれもがとても素敵な形をしていることに気づきます。
完成がとても楽しみです。